私と富士宮との関係は、(株)富士セラミックス様、(株)大一セラム様における産業医として始まりました。その後は、静岡県内、特に富士宮市内を中心とする多くの皆様との出会いやご縁により、健康や地域活性に関連するプロジェクトも始まっています。
すでに朝霧高原診療所は内科、皮膚科、小児科および漢方内科を行う保健医療機関や在宅支援診療所としての診療活動と平行して、産業医業務などを行っています。また中山保養地という標高約700mの立地を活かした各種健康プログラムも実施しています。
さてアリゾナ大学医学部統合医療プログラム(2000-2002年)を修了してから約10年が経過しましたが、本邦でも予防医療や統合医療分野の認識や理解が少しずつ広まってきているように感じています。これは、この分野の必要性を訴える医療従事者として大変好ましいことと考えています。しかしここ数年、特に震災後は、ヒトの生活の基盤となる水や大気、食糧やエネルギー問題、そして環境問題などがクローズアップされ、大きな課題となってきました。
実際に"養生"とは「健康をまもり維持するための生活方法を指す概念」とされ、時代や地域、社会情勢により、その養生方法も変わるもの、養生とは医療現場や教育機関など限られた時間や空間のみで行うものではなく、各自の意識や生活、それを取り巻く環境そのものであり"実際の行動"でもあると言えます。この点で、まさに朝霧高原診療所は、私の目指してきた医療活動を表現するに相応しい場であり、全力で診療・運営してまいります。 |